メタデータ作成のページ
ディジタル図書館メタデータ入力基準
Last Modified: 2003-06-30
入力対象データ | 入力の指針 / →データの記述について
入力対象データ
現在、以下の3種類の情報資源についての情報を組織的に調査収集し、それらのメタデータを作成・蓄積してメタデータデータベースを構築しています。
図書館情報学関連サイト| 図書館情報学関連 雑誌記事 | レファレンスツール
1. 図書館情報学関連サイト
インターネット上で提供されている図書館情報学および情報メディア研究に関する情報資源
- 図書館情報学関係の研究者が発信している研究情報
- 国公私立大学図書館、国公立図書館等が提供している情報
- 各種情報センター等が提供している情報
- 図書館情報学関連学会及び団体が提供している情報
- 図書館情報学関連企業が提供している情報
- その他図書館・情報センター等に関連した情報
2. 図書館情報学関連 雑誌記事
雑誌11誌を選定し、掲載記事のメタデータを作成。基本的に利用者の検索対象になりそうなものをいれます。
- メタデータ作成対象雑誌リスト
- 1ページ以上の長さ
- 学会の会計報告・イベントの案内・編集後記などは対象外
3. レファレンスツール
基本的に信頼できる機関および企業が、インターネット上で無料公開している、検索可能かディレクトリ型の学術的なレファレンスツール。
- 辞書、対訳辞書、シソーラス、用語辞典、事典、百科事典、索引、年表、年鑑、名鑑、便覧、地図などに分類できるもの。
- 図書館作成によるデータベース、コレクションの場合は、レファレンスツールにせず、図書館サイトとして作成。
- 基本的にトップページ及び各サービス機能のトップページのみ作成。
- 学術研究及び教育に有用で 内容が充実しているもの。
- 内容の信頼性、安定性、継続性等の高いもの。
- 基本的に内容に対してきちんとした資料、文献、研究等に基づいたもの。
- 生活情報、雑学、趣味的なものは避ける。
- 教育・学術的要素が少ないものは避ける。
- 特定の団体や商品の宣伝喧伝につながるものは作成しない。(学術団体、学術成果物の場合を除く)
- 販売のための簡易な書籍情報・販売カタログは作成しない。
-
参加型のサイトは、データが不十分、更新など運営が不安定なものは作成しない。無料サービスに限定。有料サイトは作成しない。併用の場合は無料サービスについて作成。
- 一般個人作成のものは、現時点では作成しない。リンクフリー表記があり、学術的に充実しているものは次の段階として作成予定。
- 学術機関の研究者は氏名や所属など明記されたものなら作成。
- 一般個人によるレファレンスサイトはリンクフリー表記があり、学術的に充実しているものは次の段階として作成予定。
以前レファレンスツール・デポジットボックスで収集したデータから該当するサイトを作成。
上記の制限に加えて、検索機能のあるもの優先。次に50音やアルファベット順で索引(インデックス)付きで複数ページもの、最後に数が少なくても学術的に貴重な一覧単ページもの。ごく一般的な一覧単ページものは対象外とします。
またデポジットボックスには上記の条件以外のものもあるので、なるべく削除する。
- 筑波大学附属図書館購読のオンラインジャーナルやデータベース(Science Directなど)は作成しない。入力端末から利用できても、基本的に有料で学外から無料利用できるものではないので注意。
- プロバイダ会員向けの辞書サービスで、有料のものは作成しない。無料であっても機能が大幅に制限されている、(あ行・Aのみ検索可など)は作成しない。
- 入力用変換辞書ファイル(IME、一太郎、ATOK、ことえりなど)や別途インストールが必要な翻訳プログラムは作成しない。ブラウザとそのプラグインで利用できるものに限る。
入力の指針
メタデータ作成単位 | 特殊なページの扱い | 情報源
メタデータ作成単位
- 基本的に1ページ(URLで一意に指示されるリソース(object))単位で作成する。
- ページ内の特定の場所へのリンクがあっても、ページ全体でメタ
データを1つ作成する。つまり、
http://www.foo.bar/file.htm#bbbなどとはならず、http://www.foo.bar/file.htmとなる。
- 図書館情報学関連サイトは、基本的にすべてのページをについて作成する。
- 画像データ集や全文記事などで、各データごとにページが存在し、その量が非常に多い場合は、その内容を統括しているページのみを作成することで対応する。ただし、その際は「内容記述」に通常より詳しい説明を加えること。
- レファレンスツールは、トップページのみを作成する。
特殊なページの扱い
- 日本語/英語以外のページについて: ドイツ語、フランス語など日本語と英語以外のページについての取扱方法
- その言語を読んで理解できる場合は、メタデータを作成。読めない場合は削除してください。
- 英語とその他の言語の両方で併記してあるときは、英語での記述がその他の言語と同等以上の内容を含んでいればメタデータを作成。
- 内容が英語で、タイトルのみその他の言語のときに、タイトルがローマ字以外のときはローマ字に翻字してください。翻字方法などは相談してください。
- フレーム構成のページについては、まず、全体で1つのメタデータを作成。そしてフレーム構成が細分化できる場合は、メインフレームで表示される、各々のページごとに記述。ガイド用のメニューフレームなどは作成しない。
- 全体で1つのメタデータを作成するとき、「内容記述」はそのフレーム構成全体で表現される内容について記述。
- 当該ページがフレーム構成の一部なのかどうか判断するため、トップページを表示して確認するようにしてください。
- トップページを確認することは、フレーム構成かどうかを判断するだけでなく、全体の中のどのような位置にあるかを調べるためにも大切。(トップページでないものについて、「〜のトップページ」のような内容記述をしない)
- トップページがわからない、トップページから当該ページへの道順がわからないという場合は、そのページのみ、または、関連ページから判断して結構です。
- ミラーサイト(あるサイトで公開しているWWWページの全部または一部のコピーを別のサイトでも公開しているもの。URLの別名とはちがう。)については、トップページのみメタデータを作成し、ミラーサイトの明示があれば内容記述に「〜のミラー」であることを記入。
- 複数のページから一つの論文・スライドなどが成り立っている場合、最初のページのみメタデータを作成し、2枚目以降は省略する。すべてのページに対してメタデータを作成した場合、資源識別子以外の記述がすべて同じになるようなケースに適用。
- 「関係」にHasPart につづけて2番目にあたるURLと最後にあたるURLを記述する。文法は特に決まっていないので、個々のケースでわかりやすいように記述。
例)HasPart http://**/**/1.html 〜 http://**/**/5.html
- 同じサイトで、あまりにも件数が多い時は、複数の人で作業をすることになる場合があります。その際、キーワード・内容記述などは、先行して作業している人のデータを参照してから入力をしてください。著者名は担当サイト表に記載のものを使用します。
先行データの記述で相違があれば互いに相談して調整するか、先行者がいない時は承認者に問い合わせてください。
情報源 (どこから手がかりを得るのか)
- 原則として、当該ページの記述に基づいて作成する。
- 必ずページの「ソース」を見る。そして、Dublin Coreに基づくメタタグを含む場合は、その記述に基づいて記述する。ただしその記述が適切でないときもありますので、本データベースの規則に従って記述すること。
- その他のメタタグを含む場合は、その内容を参考にして対応するエレメントを記述する。
- ページの「情報」からは日付・文字コード・タイプがわかることもある。