第53回研究談話会(三河 正彦氏)開催

テーマ
Title
「人間の睡眠モデルに基づく知覚情報処理系の構築とその応用」
講演者
Speaker
三河 正彦 (筑波大学大学院図書館情報メディア研究科・准教授)
日時
Date
平成20年6月24日 (火) 15時15分~16時15分
場所
Location
筑波大学春日キャンパス 情報メディアユニオン3階 共同研究会議室 I
概要
Abstract
ロボットビジョンをはじめインテリジェントシステムが有する知覚情報処理系の多くは,タスクに応じた一連の処理が決まった順序で実行される柔軟ではない処理系で構成されています.一方人間は,睡眠と覚醒,弛緩と緊張等を柔軟に使い分け,限られた脳の資源を効率良く利用しつつ,様々な情報を並列処理しています.我々は,このような柔軟な情報処理系を有する知覚情報処理系の構築を目指し,人間の意識状態,特に睡眠/覚醒状態を表現する数理AIMモデルを提案し,ロボットのための視聴覚処理システムに適用してきました.本数理AIMモデルを利用することにより,覚醒時には外部部(視聴覚)情報を主に処理し,睡眠時には内部(蓄積)情報を主に処理したり,処理を休止したりする動的な処理系の構築が可能となります.本談話会では,これまでの研究成果と今年度から始める応用研究についてご紹介させて頂きます.
参加資格
Participation
事前の申込みは必要ありません。学生,教員,学内外を問わずどなたでも参加ください(無料)。
資料
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備考 Notes